精巣腫瘍摘出、ブログ2020

精巣腫瘍の疑いあり。診察、『高位精巣摘除』の手術を受け、退院しました。記憶を頼りに、経過をブログにつづっていきます。

⑥入院「1日目」

「朝食です」の声に目を覚ます。朝食を取るため、ベットを起こしてもらう。自力で起きるには少し怖い。腹筋に力がかかると傷口が痛むからだ。行儀が悪いが、なるべくベットによりかかりながらごはんを食べる。1日ぶりのごはん。おいしさがしみわたる。夢中で食べた。食事を終えて、からだを起こせるようになる。最初は怖かったが、徐々になれてくる。ごくゆっくりだが自分で起き上がることができ、うれしい。尿管を外してもらう。尿を溜めるタンクは満タン近くまであった。溢れ出すまで至らず、よかった。心配していた足の感覚も戻り、歩けるようになる。トイレに行く、白と赤のおりものがでる。尿管をつけていた影響だろう。部屋に戻り体温を計る、37度。微熱がある。氷まくらを用意してもらい横になる。痛みを看護師さんに伝えると、痛み止めの浣腸をしてもらった。おしっこを取るようにと500ccのコップを渡される。100ccほどでた。しかし量が少ないので再度取ることに。午後、妻さんと母が見舞いに来てくれた。コロナウイルスの影響でお見舞いは1人づつ。15分交代で話しをする。話をして落ち着きを感じる。

おしっこを出すため、多めに水分を取る。あまりのどがかわかないので、意識して多めに。おしっこする時尿管が痛んだ記憶が蘇る。あまりおしっこ行きたくないな。術後から尿意があまり感じられない。代わりにお腹(膀胱か?)がパンパンになって少し痛い。おしっこに行くと500ccのコップはいっぱいになった。溢れそうになり、焦る。お腹がいたいのでおしっこスピードの調整やコップ位置の調整に自由がきかない。なんとかこぼさず、かからずにすんだ。焦りと微熱、個室トイレと相まって汗がにじんだ。