精巣腫瘍摘出、ブログ2020

精巣腫瘍の疑いあり。診察、『高位精巣摘除』の手術を受け、退院しました。記憶を頼りに、経過をブログにつづっていきます。

③手術開始

先生が来るまで、妻と話をする。「手術を前にして緊張はどうなの?、きっと手術台にのったら、心臓バクバクするよ」「そうなると思う」緊張感を少しあおられながら、妻の帝王切開時の手術の話をきいたりしていた。思い返してみると、妻がそばにいてくれたから落ち着いてすごせたのかもしれない。子どもの迎えの時間になり、妻は一旦外出した。まもなく先生からの説明があると、声がかかる。先生から手術の説明を受ける。腫瘍は摘出しないと診断できないこと。診断、治療もかねての摘出であること。もし、がんの場合摘出が最善の方法であること。手術をすると麻酔がとれるまでトイレに行けないので、尿道に管を入れること。麻酔は半身麻酔で行うこと。比較的、安全な手術であること。合併症が起きるかもしれないことと、その対処法。丁寧な説明と、手術は万全の態勢で行うこと、と、きいて手術の不安を和らげていただいた。手術は20時から。まだまだ時間がある。本を読む。ソワソワしながら待つ。時間になり、手術室へ移動。1階へ。手術室がそれぞれ10室?ぐらいある。廊下は病棟の2、3倍広い。Jポップのピアノの音楽が流れている。帰りは歩けないので、スリッパとメガネを看護師さんに持ち帰ってもらう。十字架の形の細いベットに「落ちないよう、気をつけて下さい。」促され横になる。背中に麻酔をする。背中を丸めると注射がしやすいとのこと。イモムシみたいに体を丸める。消毒?2回拭いてから注射。十字架の形の細いベットに「落ちないよう、気をつけて下さい。」再度促され、磔にされたように両手を広げて仰向けになる。みぞおちあたりに仕切りの白の幕が張られる。麻酔が効いてきて下半身が徐々に温かくなる。ふとももをつねられ?痛みの確認。爪先側は痛みなし。付根側やや痛い。2回確認。痛みはない。ただ、つねられる感覚があるだけとなった。手術開始。鼠径部が切られた?しばらくすると、スピッツの「ロビンソン」が流れてきた。結婚式の思い出の曲だ。結婚式のこと、この曲に励ましてもらえることが、こみあげてくる。