精巣腫瘍摘出、ブログ2020

精巣腫瘍の疑いあり。診察、『高位精巣摘除』の手術を受け、退院しました。記憶を頼りに、経過をブログにつづっていきます。

診察

4月ごろ、股間(国語辞典によると、たまたま)が腫れていることに気がついた。痛みもなく外見に炎症などもなかったので、そのままにしておいた。2週間後だと思う、左側の腫れが引き、ウズラの卵の大きさぐらいになっていた。右側は卵ほどの大きさのまま。右側もその内、戻ることを期待していた。5月になり世間は自粛ムード。腫れは少しずつ大きくなっている様だ。痛みは、ない。左の腫れがおさまった、右もその内、と期待して自然治癒を待つ。6月、腫れは卵と握りこぶしの中間ほどの大きさになっていた。病院に行こうと、ようやく決心した。

令和2年6月、病院にて診察を受ける。精巣に腫瘍があり、すぐ摘出手術をうける様にとのこと。緊急で。こちらの病院では手術ができないとの事。紹介状を書いてもらう。先方はこちらの都合もお構いなしに手術時間を決めてしまう。その時点で時間は正午。手術受付が13時半。子どもの迎えと準備もある。とても間に合わない。緊急だし、命の危険があるかもしれない。しかし、子どもひとりにさせられない。直接手術をする病院に連絡して時間調整をした。痛みもないし、本当は来週にしたかったが先生の診断「緊急」が当然優先された。時間は4時に検査、翌日に手術となった。

泌尿器科の先生の都合がつかず、検査は救急科で行われた。廊下の片隅に机といすが有り、そこで血液採取をした。時々人が廊下を通る。自分はせめて仕切りが欲しかった。しかし救急となれば仕切りは邪魔になる。無い方が合理的だろう。血液採取の際、左外面から採ることに驚いた。今まで肘の内側から採っていたからだ。CT検査の造影剤を入れるための針を兼用するので、針は太めとのこと。内心びびったが、針は1mm程度でホッとした。血液を採取が終わると、透明な薬剤を注入した。冷たい感触が脇の下を通る。血管が脇の下を通っていることを実感した。次に胸と下腹部のレントゲンを撮った。そしてCT検査。CTはメイドインUSA。輪の内側にCTカメラが見える。カメラが回転を始めるとウィーンとマシン音が出る。造影剤を注入されると体がぽかぽかあたたかくなった。CTが止まり検査が終わったようだ。「お疲れ様でした。検査が終わりました。」ズボンをはく途中にタオルを取られてしまう。看護師さんにパンツ見られる。スパイダーマンのパンツをはいて来なくてよかった。